2012-12-31

2012年はリブート・再起動ボタンが押された年になりました

ビリー隊長に敬意を表しつつ、リセットではなくリブートの年と位置付けさせていただきました。



ブートキャンプ - Wikipedia
ブート(Boot)とは俗語で新兵を意味する。

リセットでもリスタートでもなくリブートなのは、まさしくこの「新兵訓練」を再度受けた感覚が2012年にあったからなのでした。



その感覚を表すもっとも顕著なつぶやき@中国版ツイッターがこちらでしょうか。
為すべきことではなく、為されるべきことをしているか

これだけ聴けば「何言ってんだ?」系の問いかけであり、かつてこの問いかけを受けた35・6歳の頃にはまさしくその通り、まるでトイレに貼ってある日めくりカレンダーぐらいの印象しか持てなかったわけでして、マーケティングの文脈であれば『顧客中心』でしょうし、マネジメントやライフハック系の文脈では『コア・コンピタンス』に通じることなんだろうなとアタマでは理解していたつもりでした。

しかし、アタマとココロの間にはとてつもない大河が流れており、凡人がその流れを乗り越えてこの問いかけを“腹に落とす”には相応の時間と経験(特に失敗)が必要なのであろうことに気づかされたのが2012年だったわけです。



なんというかここ5~6年ぐらい、自分がどんどん縮小均衡に陥って脳の劣化が進んできたことを思い知らされる日々でもあり、2013年に年男となるオッサンがそうと気づいた年末につぶやいたのがこちらの戯言です。
肉体は24まで、脳は36までで成長が止まり、今まさに心の成長が止まり余生に突入します(プロ野球の監督やるならここからが勝負)

わたしの中では余生=老後ではなく“人生の後半戦”です。

その後半戦が始まるのが年男になる2013年であり、前半戦との境界線としてリブートの機会が得られたのが2012年でした。


社会に目を向けてみれば、2011年の大震災を経て世界の主要国で指導者が交代する2012年問題の趨勢を見守っていたところ無理矢理そこにこじつけた感のある我が国の総選挙も終わり、多方面で“停滞”に対する“変化”の兆しが見え始めてきたところでもあります。

この外的環境の変化も機会として取り込んでいきつつ、これまでの前半戦では見えていなかったものにも目を配りながら、心・脳・体を熟成させる余生を送りたいと考える次第です。


Google先生による2012年まとめ & 2013年の豊富はこちら

Google Zeitgeist – Zeitgeist 2012 – Google



なすべきこと

ドラッカー先生のこの提言に触れてみたい方は、各著書のまとめでもあるこの本で探してみるとよいかもしれません。


プロフェッショナルの原点
プロフェッショナルの原点P.F.ドラッカー ジョゼフ・A・マチャレロ 上田 惇生

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目次
第1章 成果をあげる能力は修得できる
1 なされるべきことをなす
2 トップであるかのように成果をあげる
3 邪魔を除去する
4 成果をあげる能力を身につける

第2章 汝の時間を知れ
時間のマネジメント
5 時間を意識する
6 時間を計画する
7 時間の使い方を診断する
8 仕事を整理する
9 仕事を任せる
10 空いた時間をまとめる
11 締切を設ける
時間を無駄にしないシステム
12 人の時間を無駄にしない
13 混乱を繰り返さない
14 組織をスリム化する
15 組織の構造を点検する
16 情報の入手を容易にする

第3章 いかなる貢献ができるか
なすべき貢献
17 貢献に集中する
18 全体の成果に貢献する
19 可能性を追求する
20 成果・価値・人材育成に貢献する
21 成果を測定する
22 プロフェッショナルの倫理を貫徹する
23 人材を育成する
貢献に集中する
24 生身の人間の限界を超える
25 人として大きくなる
26 昇進後は変化する
27 理解される
貢献の働き
28 よい人間関係をもつ
29 貢献をコミュニケーションのベースとする
30 貢献をチームワークのベースとする
31 貢献を自己啓発のベースとする
32 貢献を人材開発のベースとする
会議の成果
33 会議の目的を守る
34 会議を生産的なものにする

第4章 強みを生かす
強みの総動員
35 強みが機会である
36 強みを確認する
37 山高くして谷深し
38 卓越性を求める
39 仕事を大きくする
40 弱みを意味なくする
41 多様性を追求する
人事の要諦
42 人事の手順を守る
43 仕事を考える
44 候補者は複数用意する
45 実績から知る
46 一緒に働いた者に聞く
47 仕事を理解させる
48 人事のルールを守る
49 責任をとる
50 再度動かす
51 人事では完璧を期す
52 何度でもチャンスを与える
53 新参者には明確な仕事を与える
54 強みを評価する
55 真摯さを最重視する
上司のマネジメント
56 上司をマネジメントする
57 上司リストをつくる
58 上司本人に聞く
59 上司に成果をあげさせる
60 上司の強みを生かす
61 報告の仕方を考える
62 不意打ちに遭わせない
63 コミュニケーションの仕方を変える
自らのマネジメント
64 自らをマネジメントする
65 自らのマネジメントにおいて手順を踏む
66 自らの強みを知る
67 自らの仕事の仕方を知る
68 貢献の仕方を知る
69 人間関係に責任をもつ
70 第二の人生を準備する

第5章 最も重要なことに集中する
71 集中する
72 捨てる
73 チェンジリーダーとなる
74 廃棄会議を開く
75 捨ててから始める
76 優先順位を決める
77 状況に流されない
78 劣後順位を決める
79 機会を中心に置く

第6章 意思決定を的確に行う
意思決定のプロセス
80 意思決定を行う
81 意思決定は必要かを考える
82 プロセスを踏む
83 問題の種類を判別する
84 問題の本質を知る
85 必要条件を明らかにする
86 正しい解決策を求める
87 妥協からスタートしない
88 行動を組み込む
89 結果を検証していく
仮説としての意見
90 意見からスタートする
91 意見を求める
92 事実を探す
93 意見の不一致を生み出す
94 間をとろうとしない

結論 成果をあげる能力は修得しなければならない
95 社会を生産的にする

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